大信歯科ブログ

2019.07.02更新

 

顎の痛みを感じた事はありますか?

『これってどこの病院へいけばいいの?』
と思われた方も多くいらっしゃると思います。
顎の痛みは『顎関節症』と言う病気であることが多く、
顎関節症の場合は歯医者さんへ受診して下さい。

では顎関節症とはどんな症状がでる病気なのでしょうか
*顎が痛む
*口が開かない
*顎を動かすと音がする

これらが、代表的な症状です。

ある方は、ステーキはかめず、ハンバーガーは頬張れない。
フランスパンは一口大にちぎる。
口を開くと『シャリシャリ』『カクカク』と音が鳴る。
硬い物を食べた後はズキンズキンと鈍い痛みが続く。
楽しみの一つだった食事が憂鬱になった。
これらの症状は
《 TCH 》と言って・・・Tooth Contacting Habit の頭文字です。
日常生活で上下の歯を長時間接触させる癖のことです。
通常は口を閉じても上下の歯に2mm程度の隙間があります。
接触しているのは、会話や食事の時でも一日平均20分ほど。
不必要に接触させ続けると顎の関節に余計な負担がかかる。
これが痛みにつながっていました。

痛みを感じたら自己判断せず、まず歯医者さんへ受診しましょう。
顎関節症と診断されたら、筋肉の緊張を和らげるお薬や鎮痛剤で痛みをとります。
痛みがとれてから、顔の筋肉を伸ばす「開口ストレッチ」も効果があります。
手の親指で上の前歯の先を押さえ、もう一方の手で中3本の指を使って下の歯を
下げるようにする。
痛みが出始めるところで約20秒間静止。
これを毎日、朝昼晩と入浴後の計4回行います。
顎の痛む部分を、指の腹で円を描くように押して回すマッサージも効果的です。

顎関節症は、本人が無意識に行う習慣が原因になっていると、再発のリスクが高くなります。
歯と歯を合わせないことを意識して、症状とうまく付き合うことが大切です。

最後に、当医院でおすすめしている方法があります。
それは、口角を上げてニコニコスマイルを作ることです。

夜間の歯ぎしり、食いしばりが原因で顎関節症が悪化することもありますので、
その場合は歯科医院でマウスピースを作ることをおすすめします。

投稿者: 大信歯科診療所