大信歯科ブログ

2019.09.18更新

Q フッ素塗布が歯にいいと聞きました。いつから始めればいいですか?

A 歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯に付きさらに硬くなります。だから生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないため虫歯になりやすいのです。

フッ化物は、歯を硬くする作用があり、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的です。

まずは下の前歯が生えてきたころから定期的に歯科へ通い、上下の前歯が生えてきたらフッ素塗布を行ってみて下さい。

また、うがいができない年齢でもフッ素塗布をすることは可能です。ただし、フッ素は虫歯予防の万能薬ではありません。塗ったからといって安心せず歯磨きの習慣やきちんとした食生活をすることです。

 

Q 歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。何か異常があるのでしょうか?

A 乳歯は、遅い場合は1歳を過ぎてからようやく生えてくることもあり、生える時期には個人差があります。歯が生えてくる前には、生える場所が大きく膨らみ、指で軽く触れると歯のある部分が白くなり触れることができます。1歳になってまだ生えていなくても、歯ぐきが他の部分と比べ膨らんでいれば、歯がある証拠なので心配はありません。

どうしても心配であれば、歯科を受診しましょう。

 

Q おしゃぶりはいつごろまで使ってもいいのでしょうか?

 

A おしゃぶりはないている赤ちゃんを鎮めるのに便利なアイテムであり、育児で大変なお母さんにはお助けグッズでもありますね。

『吸う』ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じません。

でも、離乳が完了して口の働きが『吸う』ことから『噛む』ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎えます。

2歳を過ぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯並び・かみ合わせに影響が出やすくなり、また唇の閉じ方や下の使い方にも問題が生じやすくなります。乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいですね。

 

投稿者: 大信歯科診療所